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環境豆知識 ~手洗いについて~

前回、インフルエンザが流行しているという事をお伝えしましたが、ノロウィルスも世間を騒がせていますね。

どちらも人から人への感染が主となりますが、感染してる人が調理した食品などからも伝染る場合があります。
食品に関しては調査により発見されたものは流通の停止がされますのでその後の拡大は自然と抑制されていきますが、人から人への感染に関しては個々の気遣いがなければ抑制をする事ができません。

すぐにできる予防策としては、うがいや手洗いが一般的ですね。
最近では性能の良い空気清浄機や設置タイプの衛生管理薬品などがあるため、それらを活用してる人も多いと思われます。

今回は、そんな予防策のひとつ「手洗い」に関してのお話をしたいと思います。

手洗いをした後、手についた水は何かしらで除去していると思いますが、皆さんは何で行なっていますでしょうか?
自宅であれば清潔なタオルやハンカチで拭い、外出先ではペーパータオルやエアータオル(ハンドドライヤー)が多いのではないでしょうか?

最近では環境問題の影響もあり、ペーパータオルを止めてエアータオル(ハンドドライヤー)を設置している場所が多くなっていると思います。
資源枯渇の問題からすれば良い事なのですが、実はペーパータオルで手を拭いた方が衛生的には良いという事が最近の研究結果で分かったそうです。

“ハンドドライヤーで乾かした時とペーパータオルを使用して乾かした時のバクテリアの数の違いは、乾燥具合というよりも別の要因によるもの。
手を洗って乾かす過程において、ペーパータオルの摩擦で肌表面の細菌を除去できるのです。
抗菌作用のある石鹸を使っても数回の使用ではバクテリアに効果が出るだけの時間が足りません。
手を乾かす時の摩擦がバクテリアに対して一番重要な要素なのです。”

バクテリアにはペーパータオルでの摩擦が効果的だという事ですね。
間違ってもエアータオル(ハンドドライヤー)を使ってはいけないという事ではないですよ。
乾燥させないよりも乾燥させた方が良いので、ペーパータオルが無い場合はエアータオル(ハンドドライヤー)を使いましょう。
もちろん、清潔なタオルやハンカチがある場合はそれを使うのが一番良い事だと思います。

環境問題としては紙も電気も無駄にしてはいけない資源ですが、どちらも必要不可欠なもの。
使わなくするという事で直接的な削減にはなりますが、それによって間接的な問題を出してしまっては意味がありません。

場合によっては、使わなくしてしまったが為に使う事以上に消費してしまう結果になる事もあります。
環境の事を考えて使わないようにするという選択肢だけでなく、上手に使い分けていけるように考えていかなくてはいけないという事ですね。

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