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大気中のCO2濃度上昇で海洋が酸性化

大気中の二酸化炭素(CO2)濃度上昇により、海洋の酸性化が広い範囲で進んでいることが、気象庁の監視結果から明らかになった。
このほど公表した「気候変動監視レポート2012」は、気候・海洋・大気環境における観測・監視及び解析結果をまとめたもの。
今年から新たに、海洋が大気中にCO2を吸収することで生じる海洋酸性化に関する監視結果を掲載している。

CO2濃度は大気、海洋ともに長期的に見て増加し、海洋がCO2を吸収することで海洋の酸性化が進行している。
この傾向は、とくに北西太平洋で顕著に見られる。
また、年平均気温は世界では100年あたり0.68℃の割合で上昇し、日本では同じく1.15℃の割合で上昇している。

気候変動による影響の事例として、米国で異常な高温や少雨のため、トウモロコシをはじめとする農産物の生育が悪化し、世界的な穀物価格の上昇につながった。
また、米国東部やカリブ海諸国でハリケーンが発生し、東アジア北部からアフリカ北西部では異常低温となった。
日本では北日本から東日本にかけて残暑が厳しかった一方で、日本海側で記録的な積雪を観測した。

レポートは激変する気候の動きに対応するため、早期に適応策をとる必要があると強調している。

普段何気なく生活しているだけで私達はCO2排出をさせている事になりますが、その影響をハッキリと書かれるとどれだけ重大な事が起きているのかが良くわかりますね。
省エネ活動などをしてすぐに結果が出るものではないですが、少しずつでも積み重ねが大きな結果となります。
一人ひとりが意識を持って活動していくのが大切ということですね。

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